おはようございます。
手技道の田屋です。
最近、日々の施術の中で、とても
気になっていることがあります。
それは、「お酒を全く(あるいはほとんど)
飲まないのに、肝臓にかなりの負担が
かかって疲労している方が非常に多い」
ということです。
「たっぷり寝たつもりなのに、朝起きると体がだるい」
「常に疲労感があって、頭がスッキリしない」
「最近、右の背中や肩甲骨のあたりが張って痛い」
当院でも、このようなお悩みをよく伺います。
実はこの「抜けない疲れ」、単なる睡眠不足や
筋肉のコリではなく、「肝臓の悲鳴」が
原因かもしれないことをご存知でしょうか?
「え?私、お酒は全然飲まないけど?」
と思った方もいらっしゃるかもしれません。
実は、現代人の肝臓をボロボロにしている
大きな原因の一つが「睡眠不足」なのです。
今回は、お酒を飲まなくても寝不足だけで
肝臓に多大な負担がかかってしまう
驚きのメカニズムと、その対策について
解説します。
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◆なぜ寝不足で「肝臓」が疲れてしまうのか?◆
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肝臓は、体重の約2%を占める人体最大の
臓器であり、私たちの体内で「代謝・解毒
・エネルギー合成」などを24時間休みなく
行う「巨大な化学工場」です。
日中、私たちが活動すると、体内には
疲労物質や毒素(アンモニアなど)が
溜まります。
肝臓はこれらを無毒化し、
同時に日中の活動で傷ついた細胞を
修復してくれています。
この超重要なメンテナンス作業、実は
「私たちが寝ている間」にフル稼働で
行われているのです。
寝不足になると、この工場で
一体何が起きてしまうのでしょうか?
大きく分けて4つの深刻な問題が発生します。
- 解毒と修復が「時間切れ」になる
人間が立ったり座ったりしている時は、
重力によって血液が下半身に集まりがちです。
しかし、睡眠をとるために仰向けになると、
肝臓への血流量は起きている時に比べて
約30〜40%も増加します。
この「血流が最大化された状態」になって
初めて肝臓は大量の酸素とエネルギーを使って
全身のゴミ(毒素)を効率よく分解・処理
できるのです。
また、睡眠の前半に訪れる「深い眠り」
の時には、成長ホルモンが大量に分泌され
傷ついた肝臓の細胞自身を修復します。
しかし、睡眠時間が短いと、
これらの処理ラインが
「時間切れ」になってしまいます。
ゴミ(疲労物質)が散乱し、機械(細胞)が
壊れた状態のまま、翌日の操業を強制的に
再開することになり、疲労がどんどん蓄積
してしまうのです。
- 自律神経の乱れによる「肝臓の酸欠」
睡眠不足は、体にとって命の危機を
感じるほどの「強いストレス」です。
強いストレスを受けると、体は
「交感神経(興奮モード)」を優位にして
対抗しようとします。
交感神経が優位になると、
全身の血管がギュッと収縮します。
いざという時に動けるよう、
血液は筋肉や脳に優先的に送られ、
肝臓や胃腸などの「内臓」への血流は
強制的に減らされてしまいます。
すると、ただでさえ解毒のために大量の
酸素が必要な肝臓が、
「酸欠・エネルギー不足」の状態で
無理やり働かされることになります。
これが肝臓の働きを著しく低下させる
物理的な原因です。
- ホルモンの暴走で肝臓が「脂肪のゴミ捨て場」に
ここが最も恐ろしいポイントです。
睡眠不足は、お酒を飲まなくても
「非アルコール性脂肪肝」を引き起こす
大きな原因になります。
その背景には、
「コルチゾール」と「インスリン」という
2つのホルモンの悪循環があります。
寝不足でストレスがかかると、
体はそれに耐えるために
「コルチゾール(ストレスホルモン)」
を大量に分泌します。
コルチゾールは、肝臓にムチを打って
「血糖値を上げろ!」と強制的に命令します。
通常、上がった血糖値は
「インスリン」というホルモンが
細胞に届けて下げてくれます。
しかし、コルチゾールが出続けていると、
細胞の鍵穴がバカになってしまい、
インスリンが効かなくなってしまいます
(インスリン抵抗性)。
血糖値が下がらないのを見た体は、
「もっとインスリンが必要だ!」と勘違いし、
大量のインスリンを分泌します。
実は、インスリンには
「余った糖を中性脂肪に変えて溜め込む」
という厄介な働きがあります。
行き場を失った大量の糖分は、
大量のインスリンの命令によって、
最終的にすべて肝臓に送られ、
中性脂肪としてベットリと
詰め込まれてしまうのです。
- 無意識の行動が肝臓に「トドメ」を刺している
寝不足でだるい時、私たちは無意識
のうちに、肝臓へさらに追い打ちを
かける行動をしてしまいがちです。
・エナジードリンクや甘いものの過剰摂取
眠気を覚ますためのエナジードリンクや
甘いお菓子には、「果糖(フルクトース)」が
大量に含まれています。
全身で消費されるブドウ糖と違い、果糖は
「直接、肝臓に運ばれて100%脂肪に直結する」
という性質があります。
疲弊した肝臓に、ダイレクトに脂肪を
流し込んでいるようなものです。
・夜食が「肝臓の体内時計」を狂わせる
最新の研究で、肝臓自体も「独自の体内時計」
を持っていることが分かっています。
夜間は肝臓にとっての「休息モード」ですが、
夜食を食べると、肝臓が「今は昼間だ!」
と勘違いを起こします。
時計が狂うと代謝が支離滅裂になり、
食べたものが極めて脂肪になりやすくなります。
・眠るための「寝酒」
睡眠不足で、すでに解毒能力が落ちている
肝臓にアルコールを入れると、処理の過程で
大量の活性酸素(毒)が発生し、
肝臓の細胞が次々と破壊されてしまいます。
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◆あなたの肝臓は大丈夫?危険なサインと対策◆
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いかがでしょうか?
「睡眠不足」がいかに
肝臓を痛めつけているか、
お分かりいただけたかと思います。
もし、以下のような症状があれば、
あなたの肝臓がSOSを出している
かもしれません。
・たっぷり寝たつもりでも疲れが抜けない
・背中(特に右側の肩甲骨の下あたり)が
張ったり、重だるい痛みが続く
・朝起きるのが異常に辛い
・食後に異常な眠気に襲われる
・肌がくすんでいる、肌荒れが治りにくい
今日からできる「肝臓をいたわる3つのルール」
一番のクスリは
「しっかり睡眠をとること」ですが、
忙しい日々の中で意識していただきたい
対策を3つご紹介します。
1.朝、太陽の光を浴びる
朝の光を浴びることで、暴走していた
ストレスホルモン(コルチゾール)の
リズムがリセットされ、夜に向けて
自然に眠りにつく準備が整います。
2.夕食での「糖質」を控える、寝る3時間前には食べない
夜はインスリンが効きにくくなっているため
夜の炭水化物や甘いものはダイレクトに
肝臓の脂肪になります。
夕食はタンパク質と野菜中心にし、肝臓を
「休息モード」にしてから眠りましょう。
3.自律神経を整え、血流を改善する
交感神経が優位な緊張状態では、
肝臓に血液が巡りません。
湯船にゆっくり浸かる、深呼吸をするなど、
リラックスする時間を作ってください。
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◆手技道おすすめのセルフケアの秘密◆
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そして、当院が肝臓(内臓)の疲れに
対して強くおすすめしているアプローチが
あります。
それが、「お腹を押すこと」です。
先ほど、「寝不足やストレスで交感神経が
過剰に働くと、内臓への血流が減ってしまう」
とお伝えしました。
肝臓をはじめとする内臓が疲労し、
血流が低下している時、実はお腹全体の
筋肉や筋膜がガチガチに硬くなり、
冷えや張りとして表面にサインが現れます。
硬くなったお腹を直接ケアすることで、
以下のような素晴らしい変化が起きます。
1.内臓への血流がダイレクトに再開する
2.交感神経の緊張が解け、リラックスを
つかさどる「副交感神経」のスイッチが入る
3.血流と酸素がたっぷり届くようになり、
肝臓が本来の「解毒・修復機能」を取り戻す
「背中が張って痛い」という症状も、
実は肝臓の疲れからくる関連痛であることが
多いため、背中や肩だけを揉むのではなく、
「お腹側」からアプローチすることが
根本改善への近道なのです。
「疲れがなかなか抜けない」
「睡眠の質が悪い」
「右の背中がいつも張っている」という方は、
ぜひ一度当院にご相談ください。
お腹の状態からあなたの内臓の疲れを
読み取り、しっかりと血流を巡らせる
サポートをさせていただきます!
毎日文句も言わずに働いてくれている
あなたの「肝臓」に、今日から少しだけ
優しくしてあげてください。













